いもうとの転職話で振り返るじぶん④

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前回のつづき

自営業の家庭に生まれて

わたしの実家は農家です。

両親が1日中家の中にいるということがまずありませんでした。

今でこそ子育てが終わったので冬働きに出るということはありませんが、わたしが実家に住んでいるとき、冬季は父は高速道路の除雪の仕事に行ってたし、母も冬囲いや工場のアルバイトに行ってました。

年がら年中働いている両親の背中をみて育ってきたので、自分も実家に住んでいるときに特に何もやる事が無いときは当たり前の様に農作業をしていました。

その頃には小さなハウスも一棟もらっていたので自分の好きな野菜を作って毎日近くのパークゴルフ場に売りに行ったりしていました。

気がついたら家業のスキルは身についている

農家に限らず実家が自営業の人は気がついたらそのスキルが身についているということは無いでしょうか?

小さい時から外で仕事をしている母の後ろを着いて歩き、次は作業中に資材を渡す様になり、母の作業を見てるうちに次何をするのかが分かるようになり、先をを読み手伝うようになる。

わたしの夫も実家は美装屋さんなので掃除のスキルに長けているし、一緒に作業をしていてもお互いに次相手が何をするのかを考えて手を出すということを良くします。

仕事をちょっとずつ手伝ううちにそのスキルが身につくそれを体験してきた感じです。

寿司屋の丁稚奉公もきっとこんな感じなんだろうなーと思います。

しかし、わたしはトラクターやコンバインなどの機械には乗れません。

実際周りの農家の同級生の子は中学生ぐらいには農作業を手伝ううちに、自分のうちの敷地内で作業車の運転を教えてもらって操作できるようになりますがわたしは女の子だからという理由で運転したことがありません。

母のいとこが子どもの頃トラクターを運転していて溝に落ちてしまった事があるからとも言われたことがあります。

何を作るかを選べば機械に乗れなくても野菜は作れます。

ただそれなりに広い為、畑一枚土を耕す為にトラクターに乗れなくては種も撒けません。

その度に父か祖父にお願いしなければならず作業が進まないことにもどこかしさを感じましたが、わたしが運転することは許してもらえませんでした。

それがわたしの農業のキャリアの行き止まりということになります。はや。

長女に生まれて

わたしは長女で男兄弟はいません。

妹は小さいときはわたしとは逆であまり農作業を手伝うような子ではありませんでした。

当然農家の跡取りにはなりそうな感じでも無いし、わたしが継がなければ誰が継ぐ?そんな感じです。

でも両親は今までわたしに家業を継いでほしいとは行ったことがありません。

高校進学の時も農業高校に進学を少し考えていたのですが、当時パソコンも徐々に田舎にも浸透してきた頃だったので、父はわたしにパソコンスキルを身に着けてほしいと商業高校への進学を喜んで勧めてくれました。

それがわたしの今の礎になっているので父にはとても感謝しています。

ただ、農業高校にも行かなかったので先述したようにトラクターやコンバインに乗れないまま大人になってしまいました。

当然まだ父はわたしが機械操作をすることを許していないのでわたしは乗れません。

わたしが本気で農家を継ぐとなるとお婿さんを探さなければなりません。

ただ、わたしが一回目に結婚した相手はそんな頼りになるタイプでも無かったし農家を一緒に継いでほしいとも思っていなかったので実家の出面さんの様な感じでした。

つづく。。

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